詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ユニバーサル広告社(第5話)、この回の内容より気になる、視聴率低迷で(?)、まさかの7話終了!


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 テレビ東京「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます~」の、第5話を観ました。

 

 不器用なラーメン屋の店主の、一話完結エピソードに、ドラマ全体のストーリーである、商店街の再生・活性化に繋がる、マップ作りの話が絡む、キッチリした脚本の構成で、演出的な見せ場は、特になかったものの(強いて言うなら、風が、よく表現されていた?)、及第点の仕上がりで、ファンも、新規の視聴者も、双方が楽しめる、まずまずの内容だったかと思います。

  

 そんな、決して、質的に、大きな問題を抱えている訳ではない、このユニバーサル広告社・・・たった7話で終了するようです。おそらく、毎回、5%にも届かない視聴率の低迷が、主な原因かと思われますが、私個人は、今期の秋ドラマで、トップ5に入る質のドラマと評価していたので、本当に、残念です。

 

 ところで、私なりに考えた、このドラマの、視聴率低迷の原因ですが、「商店街の再生を、広告に託すという、大前提が、リアリティーなし、と思われてしまった可能性」、「今時の視聴者は、大きな出来事(大失敗や大成功)を求めている、しかし、このドラマには、それがない」、「今時の視聴者は、対決(主人公が戦って勝つ、カタルシス)を求めている、しかし、このドラマには、それがない」、「今時の視聴者は、1対1だろうが、大勢だろうが、長い会話を求めていない、しかし、このドラマには、それが毎回ある」、「今時の視聴者は、主要な舞台が、2~3ヶ所しかない設定を求めていない、しかし、このドラマは、まさに、会社と喫茶店と、商店街の中のどこかという、狭い世界の話でしかない」といったところかと・・・言うまでもなく、今、挙げたものは、このドラマの長所(少なくとも、特徴)です・・・それが、そのまま、視聴率獲得という面では、ガッチリ、足を引っ張ってしまうという、皮肉な結果に・・・。

 

 

 また、ひよっこ・ファン(あるいは、一般視聴者)が求めていたキャストは、もしかしたら、三宅裕司・沢村一樹・和久井映見・やついいちろうといった、ベテラン・中堅勢ではなく・・・伊藤沙莉・佐久間由衣・藤野涼子・松本穂香・泉澤祐希・磯村勇斗といった、若者たちだったのかも知れません。

 

 もちろん、そんなこと、私自身は、頭の片隅にすら、思っていなかったですけど・・・。

 

 


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 それにしても、NHKの朝ドラ(わろてんか)が、あそこまで大胆に、テレビ東京のドラマ(釣りバカ日誌)を、話題作りに活用する時代に・・・テレビ東京が、HHKのドラマ(ひよっこ)を、話題作り(視聴率)に活用出来ないというのは・・・案外、テレビ東京って、真面目な人たち(あるいは、プライドの高い人たち)が多いのでしょうか?

 

 私が思うに、世間一般で、テレビ東京を、そんな風に見ている人なんて、ただの一人も、いないと思うのですが・・・。