詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ローカル路線バス乗り継ぎの旅、第25弾・太川&蛭子コンビの最終回「福島・会津若松から、秋田・由利本荘へ!」


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 テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅・第25弾・太川&蛭子コンビの最終回~福島・会津若松から、秋田・由利本荘へ!」 の、名場面ダイジェスト記事です。

 

 今回のコースを考えたスタッフは、この旅で卒業する、太川&蛭子コンビに、雪が降り積もる東北で「そのまま、本当の最期を迎えてもらうイメージだったのではないか?」と、疑いたくなるような、徒歩なしでは、バスが繋がらない、過酷な設定に加え、「何故、この記念すべき回のマドンナが、元おニャンコの新田恵利?」という・・・いかにも、テレビ東京的なノリが、止まらない感じになっています。

 

 

 

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 オープニングの会津若松の飯盛山にて、今回の旅が、最後ということで、笑顔の中にも、名残り惜しそうな太川陽介と、番組卒業の解放感からか、とにかく、笑いが止まらない、蛭子能収です。

 

 


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  今回の旅のマドンナ・新田恵利の「旅の醍醐味は、食ですよね?」という発言に対し、あの蛭子が「とにかく、この旅は、バスに合わせなくちゃいけない!食べ物の話は、二の次だってば!」と、これまでにない、優等生発言・・・きっと、この発言を聞いた、多くの番組スタッフは、「もっと、前に、気付いて欲しかった!」と思っているに、違いありません。

 

 

 

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  初めて、地図を見た時、「新潟から、日本海沿いを行くか?」、「米沢から、内陸を北上して行くか?」で悩んでいた、バス旅一行でしたが、実は、どちらを選ぼうにも、路線バスはなく、ゴールとは、方向が逆の、郡山へ行くことに・・・そして、長い待ち時間が出来たため、わざわざ、ラーメンを食べるためだけに、喜多方行きのバスに乗ります。

 

 


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 まだ、旅は、始まったばかりなのに、すっかり、観光気分で、喜多方ラーメン神社に立ち寄り、おみくじを引く、バス旅一行・・・こんなことをしていなければ、喜多方駅から、郡山方面に向かうバスが、午前中にあったのですが・・・。

 

 ちなみに、おみくじの結果は、太川が大吉、新田が中吉、蛭子が末吉・・・そして、誰も興味がないと思われる、蛭子の恋愛運の方は、「思わぬ裏切りがある」でした。

 

 


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  もう、スタートして、かなりの時間が経過しているというのに、まだ、会津若松のバス・ターミナルから、抜けられない、バス旅一行・・・みんなでお茶をしながら、「自分たちが、ここから、抜け出せないのは、商売上手な、この辺りのバス会社の陰謀」と、語り合うことにより、先に進めないストレスを、何とか、軽減させます。

 

 


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  バスの中、アイドルとはいえ、複数、ヒット曲を持つ、二人の歌手の前で、「歌手って、効率良い(楽で羨ましい)」みたいなことを、何の遠慮もなく、ズケズケと言い出す・・・最後まで、自分らしさを失わない、蛭子能収です。

 

 


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 もう、周囲は真っ暗、気温はマイナス、既に何キロも歩いて来た、そんな厳しい状況下、「バスが繋がらない区間に限り、出会った人の厚意であれば(こちらからの、お願いでなければ)、車に乗せてもらうことも可能」という、ルールが(今回、初めて?)適用されますが・・・何だか、ヤラセの温床になりそうな、危険なルールという、印象です。

 

 

 

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  この郡山のバスの案内所、第16弾で、会津若松(今回のスタート地点)が、ゴールだった時、リタイアを決断することになった、苦い思い出の場所でした。

 

 


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 夕食時、1日目の成果について、みんなで確認すると・・・ただでさえ、距離が稼げていないうえ、まさかの、スタート地点より、現在の地点の方が、ゴールが遠のいているという、史上初にして、史上最悪の事実が判明します。

 

 


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 郡山から始まった、2日目の旅の滑り出しは、比較的順調かと思いきや、すぐに「3~4時間待ち」か、「7~8キロ歩く」か、という決断を迫られ、蛭子が「どうせ、歩かされるんでしょ?」と、不安と不満が入り雑じった、何とも、情けない顔をしているところです。

 

 

 

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  歩いて二本松駅に到着し、次のバスの待ち時間を使って、二本松神社へ、参拝しようとする、バス旅一行でしたが、それは長い石段を見て、体力温存のため、参拝を断念し、代わりに、目の前にいる、ギャンブルの神「蛭子様」に、手を合わせる、太川と新田・・・おそらく、何のご利益もないうえ、逆に、運気を下げてしまうことになるのは、必至でしょう。

 

 

 

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  車のライトに照らされた、雪が舞う、幻想的な世界を歩き続ける、バス旅一行、昼間に7キロ以上の距離を、歩いているにも関わらず、夕方から夜にかけて、今度は6キロの距離を歩き、福島を脱出(宮城へ到着)です。

 

 


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  白石駅で会った、サラリーマン風の人に、「蔵王まで行けば、大河原行きのバスがあり、そこから、乗り継いで、仙台まで行けるはず」という情報を得て、蔵王まで来たものの、それは間違った情報で、歩いて白石駅まで、逆戻りすることになった、バス旅一行・・・案内所ではない、一般の人たちの不正確情報に、振り回されるのも、この番組の醍醐味です。

 

 


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  2日目の夕食中、とにかく、歩き疲れた、新田の「一生懸命、予定を組んでも、バス通ってないじゃん!」という、愚痴を聞いて、蛭子が「今回、取っ払いにしたら(事務所を通さないで、すぐ、ギャラをもらうようにしたら)、どうですか?」と、独自の励まし方で、彼女のモチベーションを上げようとしますが、太川から、「お金の問題じゃない!」と、叱られます。

 

 


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  村田営業所という、バス停で、3時間近い、待ち時間が出来た、バス旅一行は、近くのイタリアン・レストランで、食事をした後、送迎バスに来てもらい、谷山温泉の宿へ、実はここも、第6弾で、ゴールの松島を目指した旅の時、立ち寄っていました・・・太川&蛭子の、バス旅コンビが、今回、ファンから、惜しまれつつも、卒業しなければいけない理由が、分かる気がします。

 

 


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  蔵王町の役場で得た情報では、仙台駅から、天童(山形)まで行く、長距離バスがあるとのことでしたが、それを距離的に、かなり上回る、新庄(山形)まで行く、超長距離バスに乗ることに成功した、バス旅一行、これまでの遅れを、一気に取り戻します。

 

 


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  3日目の夕食中、仙台から、新庄への、超長距離移動に成功し、ゴールへのルートも見えてきて、希望に満ちている、太川が「この調子で、二人の有終の美を飾ろう!」的な話をし出しますが、蛭子にとっては、そんな仕事の話より、目の前の焼き肉の方が、大事だったようです。

 

 


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  最上川が流れている付近を、雪の中、2時間も歩き続ける、バス旅一行、目的の古口駅に到着したとしても、もし、悪天候で、最上川の舟下りが中止なら、不定期のバスも出ないので、更に、歩き続けることに・・・。

 

 


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  無事、古口駅に到着し、不定期のバスにも、ちゃんと乗れて、草薙温泉まで来たものの、また、次のバス停(清川駅前)まで、4キロの距離を、歩いて行くことに・・・。

 

 


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  清川駅前に到着、と思ったら、今度は、次の狩川駅前まで、また、4キロの徒歩・・・。

 

 太川の差し入れの焼き鳥を、ネギマとツクネで、二刀流する、蛭子の気持ちも分かります。

 

 


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  最終日の午後4時過ぎ、今回の旅のキー・ポイントといえる、余目駅前には到着したものの、行きたかった酒田へのバスは、午後1時台に出たものが最後、コミュニティバスもなく、たとえ、酒田に到着していたとしても、ゴールの由利本荘までは、まだ、遠く・・・今回の太川&蛭子の、最後の旅、リタイア決定です。

 

 


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〈今回で、番組を卒業する二人の、視聴者へのメッセージ〉

 

  太川「失敗して終わるっていうのは、この番組らしいかな?よその番組じゃ、ありえないものね・・・約10年、この番組をやって、最初は、こんな番組になるとは、思わなかったけど、皆さんに、応援して頂いたお陰で、25回も続きました!皆さん、本当に、ありがとうございました!」

 

蛭子「どーも、みんなに、よく観て頂いて、ありがとうございました・・・」

 

 

 ちなみに、太川&蛭子コンビの、バス旅・通算成績は、25戦17勝8敗・・・プロ野球の投手だったら、沢村賞、ほぼ、確定でしょう。