詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

「半分、青い。」の第2回を観た感想は、想像していたより、コメディ色が濃い!


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 NHK・朝の連続テレビ小説「半分、青い。」の、第2回を観ました。


 内容的には、第1回~第2回と、ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の母、晴(松雪泰子)の出産(難産)がメインで、それを夫の宇太郎(滝藤賢一)を始め、周囲の家族が、コメディー・タッチに、あたふたする話・・・そして、鈴愛は、写真館の和子の息子・律(佐藤健)と、同じ日に、同じ病院で分娩され、産まれてすぐに、運命的な出会いを果たすという、ベタと言えば、ベタな話ですが、このベタ設定自体は、ドラマを観ている時は、さほど、気にならないかと思います。


 ただ、振り返ってみたら、「ベタだなあ」と、気付いてしまうだけで・・・。


 ベタと言えば、ギャグの方も、「出産あるある」を中心に、ベタなものが多い印象ですが、意外と手数が多いのと、たとえ、「あるあるネタ」に過ぎなくとも、そのチョイスに、シニカルなものが多いため、そんなに、ベタベタな感じはありません。


 また、現時点で、中村雅俊演じる仙吉と、風吹ジュン演じる廉子の、老夫婦のやり取りは、コメディとして、やや空回り気味ですが・・・原田知世演じる、和子の「おっとり・コメディエンヌ」ぶりは、早くも際立っていて、今後も、期待が出来そうです。


 原田知世的個性が、存分に発揮されそうな、和子は、ちょっとブラックなところもある、晴と、もしかしたら、鈴愛と律以上に、「対称的な良いコンビ」になるのではないのでしょうか?


 前々作「ひよっこ」の、美代子(木村佳乃)と、君子(羽田美智子)コンビとは、別個性の・・・。


 最後になりますが、「ヒロインの出産に、月・火と、2日もかける必要があるのか?」、「どうせ、幼少期もやるのに、胎児のヒロインを登場させる必要があるのか(何のための斬新さか)?」という意見も、少なからず、あるようですが・・・それに対する、制作側の答えは、きっと、「朝ドラって、長いんです。ある人からみて、無駄と思える(長めに仕上げているようにみえる)話があるのは、致し方ないことです。そして、無駄に思えて、後で重要な伏線になるとか、ストーリー上、無駄でも、その話自体が面白くなるようにとか、ちゃんと、心掛けているつもりです」といったところでしょうか?



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