詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

「半分、青い。」の第8回を観た感想は、朝ドラで、ノスタルジーに走ると、視聴率的には良くない?


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 朝の連続テレビ小説「半分、青い。」の、第8回を観ました。


 そのあらすじは、川を渡ろうとしていた時、身体に異変が起き、急によろけた鈴愛を、律が声を掛け、肩を支え、助けてくれる・・・仙吉の提案により、亡くなった廉子の墓参りに、家族で出掛け、鈴愛が、三途の川を隔て、祖父母に話をさせるために作った、糸電話を、廉子の墓の前に出す・・・墓地の側の野原で、鈴愛「もう、おばあちゃんは、おらんか、さみしいな」、仙吉「廉子さんは、空にいる(心にもいる)。空から、見守っとる」という、2人のやり取りから、家族5人、それぞれが、空に向かって、廉子に呼び掛ける・・・ある時、晴は、店に来た岡田医院の先生から、「鈴愛が律に、ゴミ箱を投げ、それが当たってしまった話」を聞き、鈴愛を問い詰めるが、彼女は反発し、「お母ちゃんが、パーマをかけないのは、ゴアになってまうからや!」と、子供らしい悪態をついたり、晴と、律の母・和子を比較し出す・・・そして、晴「そんなに和子さんがいいのやったら、和子さんの子供になりなさい!」、鈴愛「和子おばちゃんちの、子供になる!」と、鈴愛は家を飛び出す・・・夜空に向かって、「おばあちゃん、私、どこ行けばいい?」と問い掛けた、鈴愛に対する、廉子の答えは、「(ナレーション)いやあ、こんなところで、おばあちゃんに話し掛けられても・・・おばあちゃん、困っちゃうなあ」という、頼りないものだった・・・そんな内容です。



 それでは、「半分、青い。」の第8回の感想ですが、「ブッチャー家のウォシュレット」、「(テレビ画面に、松田聖子)テレビの音楽番組で、一緒に歌う人、嫌がる人」、「(テレビ画面に、もんたよしのり)ラジカセの録音と、母親の乱入」、「またまた、マグマ大使の話」、「そんなに○○さんのウチがいいのなら、○○さんの子供になりなさい!」、「小さな子供が、家出(まがい)」などと、「ノスタルジー&あるあるネタ」が満載、少なからず、喜んでいる人たちがいる反面、意外と、朝ドラでは、ウケない(視聴率に、反映されない)印象ですが・・・今回は、はたして?


 楡野家が、空に向かって叫ぶシーンも、今や、「朝ドラあるある」のひとつなのでしょうか?


 ひよっこの時もそうでしたが、筆者は、こういう、何と言うか、いかにも純粋な人たちが、誉めそうなシーンは、苦手です。個人的には、ブッチャー・ファミリーが出て来るシーンの方が、格段に好きです。


 また、晴に「投げたゴミ箱が、律に当たったこと」がバレて、鈴愛が叱られている時の、草太の態度や反応が、演出として(まさか、アドリブ?)、とても面白かったです。


 晴対鈴愛の、言い合いの時、「お母ちゃんは、パーマをかけると、ゴアになる」のくだりは、オール・カットで、スッキリさせ、この鈴愛の台詞自体は、別の機会に使った方が、良かったかと・・・逆に、晴の「何で、律君に、石を投げたの・・・(鈴愛に、反論・訂正され)あ、ゴミ箱か」の台詞は、余計にみえて、必要なもので、脚本家のテクニックを感じさせます。


 最後になりますが、鈴愛が、空に向かって、廉子に問い掛けるものの、彼女は答えに、困ってしまうばかり・・・このパターンは、面白かったので、視聴者に飽きられないような、工夫をしつつ、あと数回は、使って欲しいものです。



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〈あさイチ・本日の朝ドラ受け〉
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 博多大吉「ドラマの方、どうでした?」

 博多華丸「昔はね、ああやって、音楽を録音するしかなかったんですよ」

 大吉「まあ、僕らの子供の頃は、そうでしたね」

 華丸「(録音中)必ず、母親が入って来る」

 近江アナ「母親?」

 華丸「母親が声を出す・・・静かにして、お母さんって、自分の声まで、録音される」

 大吉「そこまで、セットになるんです」

 近江アナ「(ヒロイン・鈴愛と)同世代ですねえ・・・本当に・・・ハイ!(と、さしたる興味もなさそうに、ゲストの紹介へ)」


 近江アナのお蔭で、60年代・70年代生まれの、ノスタルジー&あるあるネタなんて、朝ドラで、大してウケない理由が、よく分かる気がします(若い世代だけではなく、人口の多い、40年代・50年代生まれの存在まで、無視しているのと同じ訳ですし)。



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