詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

第12回「半分、青い。」は、鈴愛の遠足のエピソードと、和子(原田知世)のモノマネが良かった!


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 NHK・朝の連続テレビ小説「半分、青い。」の、第12回を観た感想です。


 そのあらすじは、律から、ゾートロープを使えば、紙に描いた絵が、アニメのように動き出すことを、教えてもらった鈴愛は、「お母ちゃんに、鈴愛の左耳は、こんなに楽しいって、見せる!」と、例の小人を描き始める・・・学校で、担任の先生から、先日の体育の授業(平均台)のことで、「配慮が足りなかった」と、謝罪を受ける、晴と和子だったが、続けて、先生から、「こちらも、鈴愛ちゃんが、いじめられたりすることがないよう・・・」との言葉を聞き、晴は、かえって、落ち込んでしまう・・・つくし食堂で、和子は、晴に対し、「笑顔でいよう」、「病気のことを、悔しがったり、憎んだりしても、何の解決にもならない」、「一人やないよ、ご家族も、律も私もいるんだから、頑張ろう」などと、前向きな言葉で、励まそうとするが、「あの子は、授業で、先生の話してることが分からない。休み時間に、大勢の友達と、お喋りするのも、苦痛なだけ。律君のぜんそくは、治るかも知れない。でも、あの子の左耳は、もう、治らない」と晴は、嫌なことを言い、後悔する(自己嫌悪に陥る)が、宇太郎から「いつだって、良い女で、正しい人で、完璧なお母ちゃんやったら、鈴愛やって、オレだって、息が詰まるわ(だから、今のままでいい)・・・そやけど、和子さんには、早く謝った方がええで」と言われ、納得する・・・萩尾家のリビングで、和子に「この間は、ごめんなさい。僻んどるようなこと言っちゃって。私、どうかしとった」と、謝罪をする晴だったが、「私、先生みたいな言い方するでしょ?律に、よく言われるの。ほーら、これから良い話するぞ、みたいな感じが、鼻につく、説教臭いって」と、和子の方も、この間のことを反省していたのだった・・・律と鈴愛の共同製作した、ゾートロープが完成し、楡野家と萩尾家の人々に、披露することとなり、レコードの上で、回り、踊る、鈴愛が描いた、小人たちを見た、晴は感心し、律にお礼を言い、「鈴愛の左側の世界、楽しいね」と、思わず、涙をこぼす・・・鈴愛の遠足の日、天気は、雨だった、玄関を出て、傘をさした、鈴愛が「あっ、面白い。半分だけ、雨降っとる。お母ちゃん、右側だけ、雨降っとる!」と、晴に報告すると、彼女は「そうか、左耳は聞こえんから・・・鈴愛の左側は、いつだって、晴れやね」と、微笑する・・・鈴愛が、学校に到着すると、校庭には、彼女に手を振る、律や、ブッチャーや、ナオを始め、クラスのみんながいた・・・もう、雨が止んでいることを、律に言われ、傘を閉じ、ふと、鈴愛が、空を見上げた時、彼女は気付く、「半分、青い。」と・・・。



 ここからは、筆者の感想です。



「配慮が足りなかった」と、謝っているシーンでありながら、結局、デリカシーのない人間(どこかズレている人間)として、描かれている、鈴愛の担任女教師は、このままの調子でいけば、かなり、面白いキャラに仕上がる、可能性を秘めているかと思われますが・・・おそらく、残念なことに、ただのチョイ役でしょう(再登場させるパターンは、結構、あるかも知れませんが)。



 和子の、「まるで、学校の先生(ニセ金八先生)のような励まし」と、それを聞いても、「所詮、他人ごとだから、そんなことが言える」としか思えない(僻みっぽい)晴、そこに、宇太郎が絡むことで、最終的には、丸く収まる、晴と和子の関係、そんなことよりも・・・ずっと、気になる、和子(原田知世)のモノマネの、次のターゲット!



 それでは、早くも、最後の感想になりますが(手抜きと感じている方、本当に申し訳ない)、今回の終盤(残り3分超)は、第12回だけのラストとしても、第2週「聞きたい!」のラストとしても、ほぼ2週に渡る「幼少期(胎児期も含む)」のラストとしても、相応しい、このドラマの、脚本や編集の、「腕の確かさ」を、証明するものだったと思います。


 何しろ、1週目に、ドラマ時間を、9年も飛ばして、2週目で、更に、9年も飛ばすという、決して、誉められたものではないこと(殆ど、掟破り)をしているにも関わらず、視聴者に、大した違和感を抱かせることもなく、物語に、集中させている訳ですから・・・まるで、前作「わろてんか」の関係者に、「時間を一気に飛ばすから、批判されるのではない。時間の飛ばし方が、余りに下手だから、批判されるだけ」と、教えているかのように・・・。



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