詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

第16回「半分、青い。」は、岐阜サンバランドの住民説明会と、鈴愛の微妙な恋の始まり!


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 NHK・朝の連続テレビ小説「半分、青い。」、第16回のあらすじ&感想です。


 岐阜・サンバランドの住民説明会に、楡野家・萩尾家・木田原家の面々がやって来ると、そこには、ブラジルの料理や酒が並び、ステージには、サンバ・ダンサーや、その演奏陣がおり、会場は、大いに盛り上がっていた・・・住民説明会の司会者が、岐阜・サンバランドの概要について、語っている途中、不動産屋として、どうやら、一枚噛んでいるらしい、ブッチャーの父親・満が、「私、この商売長いけどね、こんなウマイ話、普通、ないと思うんだよね!」と追随、更に続けて、企画立案者の小倉が「花の都・パリ、情熱の故郷・ふくろう商店街!」と、調子の良いことを語り出すと、それを聞いた、和子と晴は、「何やろ?この、押されれば押されるほど、引く感じ」と、とても、賛同する気にはなれない・・・一方、律が弓道美少女に恋をしたと思ったら、今度は、ナオが恋文をもらい、その人と付き合い出したうえ、弟の草太さえ、彼女(あるいは、好きな人)がいるらしいのに、自分には、恋の予感など、全くない、と悔しがる(不思議がる?)鈴愛だったが・・・ある日の朝、鈴愛が、学校へ向かう、バスを待っていた時、バス停を通り過ぎた自転車が、カセットテープを落とす、それを拾い、追い掛ける鈴愛、それに気付き、振り返る自転車の男・・・その顔の方こそ、「び、微妙(鈴愛談)」な感じだったが、もしかしたら、これこそ、「恋の始まり(運命の出会い)?」なのかも知れない・・・という、あらすじです。



 それでは、ここからは、第16回「半分、青い。」の、筆者の感想です。



 青山セントラルリゾート開発が、ふくろう商店街の人々に対して(岐阜サンバランド建設・開業にあたって)、一体、何を求めているのかが、現時点では、よく分かりませんが(例えば、つくし食堂は、五平餅の出店話があるようですが)、これから、ちゃんと、謎は解き明かされる(突っ込むのは、まだ、早い)・・・?



 ヒロインを「天然気味」に描くつもりなら、自分で、「バカ」とか、「カワイイ」とか、自覚出来ていない方が良かったかと・・・恋に憧れるのは、良いとして、ナオの恋文を読んで、匂いまで嗅いだり、「高3、最後の夏なのに・・・」みたいなことを、弟にベラベラ話したり、やたら、恋に餓えている感じが出ているのは、決して、好感が持てるものではなく、「朝ドラの、新しいヒロイン像」を模索してみた結果(これが、このドラマの脚本家、北川悦吏子氏の、朝ドラ・革命のひとつ?)だとしたら、ヒロインの魅力を落とすだけの、革命(斬新さ)でしかなく、しない方が良かったと思います。


 この回の鈴愛の、何だか、俗っぽい感じは(おそらく、途中で、変化するでしょうが)、朝ドラだと、ヒロインの友達に、よくいるタイプで、このドラマの主人公が、彼女ではなく、律だとしたら、別に、珍しい話ではないのですが・・・。


 実際、今のところ、このドラマで、最も目立っている登場人物は、鈴愛ではなく、律ですし・・・。



 仙吉に歌ってもらう、「ふるさと」が、鈴愛と草太にとって、高校生になっても変わらない、子守唄なのだとしたら・・・幼少期に、「仙吉が歌い、姉弟が眠るシーン」を、一度でもいいから、入れて置くべきだったかと・・・。



「ねるとん紅鯨団」のパロディで、最後まで、振り向かなかった(顔を見せなかった)、石橋貴明役が、モノマネ芸人・原口あきまさというのは、このドラマの制作陣の、「遊び心」を感じますが・・・再び、このパロディが、ドラマ内で行われて、視聴者が「どうせ、原口」と思っていた男が、振り返ったら、「本物の石橋貴明」までやらないと、ワンセットにならないと思います。



 最後になりますが、これから、ヒロイン・鈴愛の恋愛が、誰と、どう展開していくのか、筆者には、全く、想像もつきませんが、ただひとつ、分かることがあるとすれば、今回、登場した、自転車の男(カセットテープを落とした男)が、鈴愛の人生(恋愛経験)において、単なる「噛ませ犬でしかない」ことは、間違いないということだけでしょう。




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(本ページの情報は、18年4月時点のものです。最新の配信状況は「U-NEXTサイト」にて、ご確認ください)