詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

第25回「半分、青い。」の感想は、漫画家を目指す鈴愛の、家族説得作戦、いきなり計画が狂う!


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 NHK・朝の連続テレビ小説「半分、青い。」、第25回のあらすじ&感想です。



 秋風の秘書・菱本に呼ばれ、彼の控え室までやって来た、鈴愛と律、2人は、自己紹介をした後、秋風が気に入ったという、鈴愛の差し入れ、五平餅の話をする・・・秋風との記念写真を撮り終え、帰ろうとした鈴愛だったが、意を決して、持参した自作の漫画を、秋風に読んで欲しいと、お願いする・・・スケッチブックに鉛筆で描かれた、スクリーントーンも使わない、鈴愛の漫画を見て、最初は「バカなの?」と思った、秋風だったが、まともに漫画の描き方を知らない癖に、一応、漫画を描き上げた、鈴愛に、何かを感じたのか、「私の弟子になりませんか?」と、いきなり、彼女をスカウトする・・・秋風のトークショーの帰り、喫茶ともしびで、鈴愛は律と、農協への就職を蹴って、漫画家を目指し、上京することを、家族の誰から説得するべきか、作戦会議を開く・・・鈴愛の気持ちは、東京で、秋風羽織の弟子になることで、固まっていたが、晴(家族)を始め、彼女の農協への就職を喜び、祝ってくれた人たちのことを思うと、さすがの鈴愛も、自分の正直な気持ちを、打ち明けることが出来ないまま、1週間が過ぎた・・・鈴愛が、農協に就職をするからと、わざわざ、オーダー・メイドした、彼女のスーツが完成し、木田原洋服店の幸子が、それを楡野家に持って来ていた、そこへ、鈴愛が帰って来て、試着をすることになるが、この状況に耐え切れなくなった(うしろめたくなった)鈴愛は、自分が上京する(漫画家になる)と説得する相手として、最後に控える難関と思っていた、晴を相手に「お母ちゃん、私は、農協には勤めん。明日にも、内定を取り消しもらう。鈴愛は、東京へ行く。そいで、漫画家になる」と、宣言するのだった・・・という、あらすじです。



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 それでは、ここからは、第25回「半分、青い。」の、筆者の感想です。



 主題歌に入る前の、オープニングで、あらすじをやって、秋風の控え室で、五平餅の話から、漫画の話になり、まだ、真意は不明だが、鈴愛が秋風にスカウトされ、その気になった彼女は、上京する(漫画家になる)ための作戦(家族の説得方法)を考えるものの、結局、作戦が決行されることはなかったが、農協への就職を理由に作った、オーダー・メイドのスーツを切っ掛けに、最後の難関と思っていた晴と、いきなり、対決することになるというラストで・・・全くもって、オーソドックスな展開の回でした、としか言いようがありません。


 話の流れがしっかりしていた割には、ややテンポが悪かった(秋風の控え室のシーンが長かった)ような気もしますが、好みの問題と言われれば、そんな気もします。


 つまり、いかにも、及第点の回で、そんなに、語るようなこともないかと思われますが、3つほど、短めに・・・。



 鈴愛の「祖父ちゃんは、年だから、若干、ボケ気味。冷静な判断が出来んかも知れんから、そこを狙う」という台詞は、シニカルなユーモアとして(鈴愛のキャラとしても)、筆者はアリだと思いますが、確かに、感じが悪いと思った、視聴者もいたことでしょう。


 これまでに、仙吉がボケているシーンを、2度、3度、コミカルに描いて置けば、多少、視聴者に対する、免役になっていたんでしょうけど・・・。



 菱本の「先生、どういうおつもりですか?岐阜行って、猿1匹、拾って来るなんて」という台詞、まず、重箱の隅を突ついてみますが、秋風が鈴愛と出会った場所は、名古屋であって、岐阜ではない・・・あと、あの控え室の会話で、律が鈴愛を「漫画家として、まだ、猿から人間になっていない状態でして」みたいなことを言っていれば、菱本の「猿1匹」発言もアリだと思いますが、そうじゃなければ、鈴愛を見て(田舎娘とは思っても)、猿というワードは、普通、出て来ないような・・・。



 最後になりますが、ネット上に蔓延る、「冷めた五平餅は、不味いはず(だから、秋風が絶賛するのはおかしい)!」、「東大から、京大に格下げとは何だ!」、「農協で野菜は売らん、なんて言い草は、失礼だ!」と憤っている人がいるようですが・・・重箱の隅どころか、重箱の外を突ついているようにしか、筆者には思えません。


 個人的には、「冷めた五平餅は不味いはず!」が、一番、面白かったですけど(どのあたりが?)、もはや、「不謹慎狩り」ですらないところが・・・。