詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

第26回「半分、青い。」の感想は、永野芽郁の「このウチは、うそつき家族や!」の言い回しが、とても印象的!


f:id:kitafumi:20180501131745j:plain

 NHK・朝の連続テレビ小説「半分、青い。」、第26回のあらすじ&感想です。



 農協には行かず、上京して、漫画家になると宣言した、鈴愛に、晴は激怒、間にいた、木田原洋服店の幸子は、戸惑いながらも、取り敢えず、要らなくなったかも知れないスーツを、持って帰ろうとするが、鈴愛と晴の引っ張り合いとなり、最後は破けてしまう・・・夕方、喫茶ともしびに、いつものふくろう会の4人が集まり、鈴愛が上京する(漫画家になる)計画が、上手くいっていない話をする・・・一方、秋風羽織の秘書・菱本からの電話を受けた、宇太郎の「秋風ナントカが、どれだけ偉いんか、知らんけど」などの言葉が、彼女の怒りを買い、激しい口論となり、菱本「このお話はなかったということで、よろしいのでしょうか?」、宇太郎「上等やないか!」と、鈴愛の秋風への弟子入りは、破談となる・・・宇太郎が、鈴愛に、菱本との電話の件を話すと、「冗談やない。やって良いことと、悪いことがある!」、「信じられん。子供の夢を潰して、何がお父ちゃんや!」、「私は、もう、大人だ。自分のことは、自分で決める!」と一人前に、彼を責め立てたので、晴が怒って、「農協の就職内定は、仙吉の口利きだったこと」を思わず、バラしてしまう・・・真相を知ってしまった、鈴愛の自尊心は傷付き、気持ちは昂り、「うそつき・・・このウチは、うそつき家族や!あんな風に、みんなを呼んで、お祝いまでして、私の力で受かった訳じゃないって、心の中で、私を笑とった!」と、泣きながら家を出る・・・鈴愛は、自然と、律の家へと向かっていた、しかし、夕方、喫茶ともしびで、ブッチャーから、「律は、京大ヤバイ。ここが正念場やから、あまり、邪魔せんように」と注意されたことを思い出し、律の家の庭に立っても、鈴愛は、例の笛を吹くことが出来なかった・・・という、あらすじです。



 それでは、ここからは、第26回「半分、青い。」の、筆者の感想です。



「鈴愛と晴の、スーツの引っ張り合い」、「菱本と宇太郎の、電話での応酬」、「農協の就職内定が、仙吉の口利きによるものだと知り、激昂する鈴愛」、「そのまま、外に飛び出して、律の家まで、泣きながら走る鈴愛」と、ドラマとしての見せ場がたくさんある(何だか、土曜日っぽい)、面白い回だったと思います。


 中でも、鈴愛が、自分の力で農協に受かった訳じゃないと知った時の、「このウチは、うそつき家族や!」という台詞の、永野芽郁の言い回しが独特で、とても、印象に残りました。


 鈴愛と晴のスーツの引っ張り合いは、もうひと工夫(もっと、間にいた、幸子を上手く活用)して欲しかった気もしますが・・・。


 菱本と宇太郎のやり取りも、ちょっと長めに感じましたが、前回の秋風の控え室の話も、ちょっと長めで、その時、秋風のキャラ紹介も兼ねていたように、今回は、菱本のキャラ紹介+秋風塾の説明も入っていたので、致し方なかったのかも知れません。



 今回の第26回は、結構、色々なことが起きていた割には、主題歌が終わって、夕方、喫茶ともしびにいる、ふくろう会の4人のシーンから、鈴愛が、夜の律の家へ行って、笛を吹くことを思いとどまるシーンまで、実は、ある日の夕方から夜にかけての話・・・数日間の話としてではなく、一気にやることで、スピーディーな展開を狙ってみたのかも知れませんが、そう考えると、やはり、菱本と宇太郎のやり取りは、「長電話」が過ぎたかと・・・。



 最後になりますが、鈴愛が「農協には勤めん。上京して、漫画家になる!」と言い出した時、晴が「この子は、何を言っとる?(中略)ウチの方の、お祖父ちゃんや、お祖母ちゃんまで、呼んで、あんな盛大な、お祝いの会をやってもらって!」と、サラッと言っていましたが、それなら、晴の両親、せめて、視聴者にだけでも、自己紹介をして欲しかったものです・・・。



 文春文庫「半分、青い。(上)北川悦吏子」を、ヤフーショッピングで!