詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

第30回「半分、青い。」の感想は、余りに酷い、強引展開で、ファンも失望?


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 NHK・朝の連続テレビ小説「半分、青い。」、第30回のあらすじ&感想です。



 1990年の元旦、ふくろう商店街を、晴れ着姿の鈴愛が走り抜け、律の家へ・・・いつものように、彼女は、萩尾家の庭で、笛を吹き、2階の窓から、顔を出した律に、自分の晴れ着姿を、回転しながら披露し、初詣で引き当てた、大吉のおみくじを、彼に渡す・・・律のセンター試験の前日、鈴愛は、律の部屋で、亀のフランソワと戯れたり、彼とたわいもない話をしながら、関西に住む親戚から送ってもらった、北野天満宮の御守りを渡し、彼の健闘を祈る・・・センター試験の当日の朝、試験会場へ向かう、準備をしていた、律は、あの「岐阜・サンバランド」のクリアファイルに入れて置いたはずの、受験票がない、というより、昨日、鈴愛が間違って、持って行ってしまったことに気付く(2人とも、同じクリアファイルを使っていた)・・・つくし食堂の前で、植木に水をあげている仙吉に、軽い挨拶をした律は、中へと入り、店のカウンターで、自分のクリアファイルを見つけ、安堵するが、外で、仙吉が倒れ込んだので、すぐ、傍に行き、中から出て来た晴に、救急車を呼んでもらう・・・岡田医院に運び込まれた、仙吉の診断結果は、ただの貧血で、点滴を1本打つだけで、治療は終了するのだった・・・わざわざ、岡田医院まで付き添った律は、再び、つくし食堂へ戻って来たが、居るかと思っていた、鈴愛は不在で、さっき見掛けた、クリアファイルも消えていた・・・この時、鈴愛は、東京行きの下見のために、バスに乗っていた・・・隣にいた少年と、仲が良くなり、イカ天に興味があると聞いたので、3月にあるライブのチケットを見せてやろうと、例のクリアファイルから、取り出そうとすると、そこからは、彼女が律に渡した、大吉のおみくじや、北野天満宮の御守り、そして、センター試験の受験票が出て来るのだった・・・という、あらすじです。



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 それでは、ここからは、第30回「半分、青い。」の、筆者の感想です。



 主題歌前のオープニングで、庭にいた鈴愛が、主題歌後に、そのまま、律の部屋に入ったようにしか見えないのに、実は、元旦から、律のセンター試験の前日まで、時間が経過・・・晴れ着が、日常の服に変わっているだけで、「分かるでしょ?」という態度は、やや、不親切かと・・・そもそも、オープニングを、正月の元旦にした理由も、晴れ着姿の永野芽郁を、走らせたり、回転させたりしたかっただけのようですし・・・。



 重箱の隅を突つくような話で、恐縮ですが、鈴愛が持って来た、北野天満宮の御守り、わざわざ、クリアファイルに入れてくる、必然性が感じられません。



 センター試験当日、受験票がない、鈴愛が間違えて(渡し間違えたのは律)、自分のクリアファイルを、持って行ってしまった、と気付いた律が、取り敢えず、彼女の家に、電話を入れない、理由が分かりません。



 早朝、律が、つくし食堂に入った時、何故、店内のカウンターに、クリアファイルがあったのでしょうか?これがあったせいで、「仙吉が救急車で運ばれて行った時、鈴愛は何をしていたのか?普通、祖父が倒れたのに、そのまま、東京へ出掛けてしまうだろうか?」という、尤もな批判を浴びるハメに・・・。



 つくし食堂の前で、仙吉が倒れ、何やら騒いでいるのに、近所の人は、誰も出て来ないというのは、まるで、岐阜の片田舎の商店街の話ではなく、大都会・ニューヨークの話のようです。



「何故、律は、救急車(病院)にまで、付き添う必要がある?」、「何故、律は、救急車が来るまでの待ち時間、さっき、店内で見た、クリアファイルを取りに行かない?」、「何故、晴は、今日が、律にとって、センター試験の日だと知らない?」、「何故、晴は、もっと早いタイミングで、『ところで、律君、今日は、何の用があって、ウチに?』と訊かない?」などと、今回は、「何故?」と訊きたくなるような、強引なことばかりだったかと・・・。



 最後になりますが、再び、つくし食堂に、クリアファイル(受験票)を取りに来たのに、それが無く、誰も居ない店内で、落ち込む律に、廉子の「あの、ま、こんな時、何と言って、ナレーションをかけたらいいものか?」という台詞がありましたが・・・そんなに、悩んでいるのだったら、とにかく、黙って置くのが、筆者は、何よりだったかと思います。




(全くもって、私的な話に過ぎないのですが、筆者は、最近、ずっと、体調を崩しており、特に、ここ数日が酷かったため、このドラマの第27回~第29回を、記事にしていません。気が向いたら、書こうとも考えていますが、おそらく、書き損なったまま、終わる気がします。もし、このブログの連載ものとして、毎回、楽しんでくれている方がいたとしたら、本当に、申し訳ありません)