詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

革命のための音楽会

 

月の見える丘で

大規模な楽団が

夜空を眺めていた

 

その時、一個の流星が、月を襲った

 

月は、素早くよけた

しかし、彼を吊るしていた

ピアノ線が切れた

 

月は落下する

星たちは拍手する

オーケストラの演奏が始まる

 

指揮者は、髪を振り乱す

月は我を失い、絶叫する

星たちは、静かにそれを聴いている

 

月が宇宙の底で、割れた時

オーケストラの演奏も、終わった

 

星たちは

「ブラボー、ブラボー!」

と、大騒ぎ

 

ひと仕事終えた楽団は

それぞれの楽器を持って

丘を下りて行く

 

星たちは、いつもに増して輝き

楽団の人々を、ずっと照らし続ける

 

 
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