詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ひよっこは、つまらないという感想が、少なくないことについて


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 NHKの朝ドラ「ひよっこ」は、すでに多くの、熱狂的支持者の獲得に成功している一方、ネットのドラマ掲示板などで、「つまらない」、「納得いかない」、「好みじゃない」と、批判されることも、結構、あるようです。

 

 少なくとも、私個人は、「面白い」、「納得いかないこともない」、「嫌いじゃない」ので、毎日、リアルタイムと録画で、二回観ています。

 

 全くもって、余談でしかありませんが、私がNHKの朝ドラを、一日に二回観るのは、「ゲゲゲの女房」以来です。

 

 

 ひよっこ嫌いが、ひよっこ批判をする場合、ドラマそのものの質よりも、「時代考証、おかしい」、「私の体験とは違う」、「倫理的ではない(不謹慎)」というパターンが、多い気がします。

 

 時代考証、大切だとは思いますが、多少のズレがあっても、ドラマそのものの価値が、大きく下がるものとは思えませんし、「私の体験とは違う」と言われても、あなたの体験も尊重しますが、このドラマでは、こうなんです、としか言いようがありませんし、倫理的であるかどうかなんて、各個人、感じ方が違うのは当然なうえ、あらゆるドラマの良し悪しが、倫理の高い低いで決まるとも、思えません。そもそも、このひよっこは、どう考えても、倫理的な方のドラマですし・・・。

 

 もちろん、ドラマの根幹よりも枝葉いじり、ある種の感情論ばかりではなく、ドラマの内容と、その出来を問う批判も、ない訳ではありません。

 

 特に多いのは、ストーリーがない、テンポが遅い、というものですが、朝ドラの主人公って、必ず、貧しさを体験した主人公が、時を経て、社会的に大成功しなければいけないのでしょうか?

 

 おそらく、脚本家の岡田恵和氏は、「もう、そういうの、飽きている人も多いのでは?」と思ったからこそ、「ごく普通の主人公の日常に重点を置いた話」を考えたのだと思いますが、もし、このことと、ひよっこの視聴率の伸び悩む理由が合致しているのだとしたら、確かに、岡田氏は、朝ドラファンの心情を、読み違えたとも言えるかも知れません。

 

 ただ、このドラマのテンポが悪いとか、遅いというのは、少し違うような気がします。あるいは、ドラマにおけるテンポは、なぜ、大事なのか?と考えると、それは視聴者を飽きさせないため、と言うのが第一だと思いますが、ひよっこは、テンポの緩急とは別のところで、笑いや歌、気の利いた会話(台詞)や、視覚的なもの(風景やセット、ちょっとしたアクション)、時代のトリビア情報などで、視聴者を飽きさせない工夫がされているので、テンポという論点は、さほど問題じゃないと思います。

 

 また、ドラマ全体のストーリー展開は、確かに、早い方ではないかも知れませんが、一話ごとのテンポは、やや早いくらいだと思います。

 

「問題起きました」から、「解決しました」まで、たった一話だったりしますし・・・。

 

 そう言えば、茨城編の第三週・第四週は、稲刈りと、聖火リレーが終わったと思ったら、すぐに、冬となり、大晦日・正月となり、春となり、上京と、急展開でしたし・・・おそらく、みね子と時子以上に、脚本家の岡田氏が、東京(本編)に行きたくて、仕方なかったのでしょう。

 

 とにかく、ひよっこは展開が遅い、テンポが悪い、と思わされて観ている人は、岡田マジックにかかって、本当は、もっとエピソードを挟むべきところを、省いてしまっている事実に、気付いていないだけです。

 

 擁護しているつもりが、やや悪口になってしまいました・・・。

 

 

 あと、ひよっこ嫌いのレビュアーたちから、「ひよっこのストーリーとテンポ問題」の次に指摘されるのが、「ひよっこの過剰乙女チック問題」でしょうか?

 

 しかし、この問題を解決するのは、簡単なことです。

 

 ひよっこを書いている作者が、還暦2~3年手前の中年(初老?)男とは思わずに、三十路前後の、若手美人女流脚本家が書いている、と思い込めばいいのです。

 

 それだけで、これまで「ケッ!」と思っていた人(特に男)も、「この女性だから書ける感じが、いいね!」と思えるように、きっと、なれますから・・・。

 


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