缶詰、異物混入、確信犯
桃缶を開けたら
小ぶりのクラゲが
五個重なって、入っていた
みたいな、悪い冗談
しかも、それを
ガラスの小鉢に入れて
さっき、やって来たお客に出す
私流の冗談
クラゲの触手が
どの角度からも、見えないように
盛り付けるのが
結構、難しい
さっき、やって来たお客が
冗談の通じない人だったら?
この悪い冗談の始まりは
私ではなく、この缶詰会社の
工場労働者の、誰かということを
正直に、話すだけ
桃缶を開けたら
小ぶりのクラゲが
五個重なって、入っていた
みたいな、悪い冗談
しかも、それを
ガラスの小鉢に入れて
さっき、やって来たお客に出す
私流の冗談
クラゲの触手が
どの角度からも、見えないように
盛り付けるのが
結構、難しい
さっき、やって来たお客が
冗談の通じない人だったら?
この悪い冗談の始まりは
私ではなく、この缶詰会社の
工場労働者の、誰かということを
正直に、話すだけ