詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

缶詰、異物混入、確信犯

 

桃缶を開けたら

小ぶりのクラゲが

五個重なって、入っていた

 

みたいな、悪い冗談

 

しかも、それを

ガラスの小鉢に入れて

さっき、やって来たお客に出す

 

私流の冗談

 

クラゲの触手が

どの角度からも、見えないように

盛り付けるのが

 

結構、難しい

 

さっき、やって来たお客が

冗談の通じない人だったら?

 

この悪い冗談の始まりは

私ではなく、この缶詰会社の

工場労働者の、誰かということを

 

正直に、話すだけ