詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

路線バス寄り道の旅、川崎~木更津~袖ヶ浦「徳光の左手の甲に甦った、あの感触とは?」

 

 テレビ朝日「路線バス寄り道の旅、女優滝沢沙織と行く、川崎~木更津~袖ヶ浦」の、名場面ダイジェストです。

 

 番組の名コンビ、徳光和夫と、田中律子の二人の間に、今後、微妙な変化をもたらす可能性のある、何かが起こります。

 

 


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 オープニングは、気温32度・湿度66%の、川崎の多摩川沿いで、「どうして、こんなところで、待ち合わせなんですかね・・・口先だけの職人とはいえ、この炎天下で働かされる76歳なんていないと思うよ」と、徳光のボヤキが止まりません。

 

 ちなみに、スタッフが、徳光をあやすため、彼だけ、特別に、ソフトクリームを用意、相方の田中が、今日のゲストを連れて来るまで、「美味しい」と、食べ続けていました。

 

 

 

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 今日のゲスト、女優の滝沢沙織と合流、「元はモデルさんで、今は女優さんで、意地悪な役とかやるんだって?こういう人の方が、人柄は良いんですよ。逆に、清純派なんて言われている女優ほど、人柄が悪い人が多い」 と、徳光が、滝沢をダシに、ほぼ偏見と言っていい、「清純派女優・性格悪い論」を展開します。

 

 


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徳光「家庭は持ってないの?独身・・・36歳なんだ、彼氏はいるだろ?(答えにくそうな滝沢に対し)奥歯に、ものが挟まったような言い方するね」

 

 そこへ田中が、助け舟でも出すのかと思いきや、「ちょっと、飲ませたら、喋るかも知れませんよ」と、ワル徳光に感化されたのか、彼女のワル律子な一面が、露に・・・。

 

 


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 東芝未来博物館で、スタンプラリー中、田中が子供に、「お姉ちゃんだよ」と、おばさんならではの、洗脳を始めますが、徳光が「おばちゃんだよ」と、それを阻止し、子供の意志を尊重します。

 

 その後、「いつき君」という名前の、別の子供に、徳光が「五木ひろしって、知ってる?長良川艶歌って曲がね」と、語りかけますが、普通に無視されます。

 

 


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 静電気で、髪の毛を逆立たせる実験中、滝沢と恋人つなぎをしている徳光の、頭髪ではない、別の毛が、敏感に反応していることを激白し、田中から、「下はダメです、下はダメですよ。何てこと言うんだろう?昼間から」と、厳しく注意されます。

 

 


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  バスで、東京アクアラインを走行中、天気の話から、滝沢の趣味が、畑仕事と釣りであることが分かり、徳光に「日常は、殆ど、色気ないな」と、彼女が、この綺麗な容姿で、未だ独身の原因を、ズバリ、指摘します。

 

 


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  バスの中では、駅に到着するまで、その大部分を昼寝に費やし、起きたと思ったら、「バス旅だよな、今は・・・何だろうね、本当に・・・信じられないね」と、不機嫌そうに発言をする徳光に、「それは、こっちの台詞ですよ!」と、田中が鋭く突っ込みます。

 

 そんな徳光が、バスを降り、木更津駅周辺を、じっくり眺めた後、「何もねえところだな」と、大胆に失言します。

 

 また、田中が彼を注意をして、バランスを取るのかと思いきや、「本当に、何もないですね。どうしようか?」と、二人揃って、木更津市民の神経を、逆撫でするのでした。

 

 


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 木更津の観光案内所で聞いた、地元で人気の海鮮料理店へ向かう途中、徳光が「あれかな?」と、手を動かした瞬間、それが田中の胸に当たるというハプニング、無駄に騒ぐ彼女に、慌てて謝罪をしたものの、「左手の甲に、久しぶりの感触!」と、余計な一言を添えずにはいられない、徳光和夫・76歳なのでした。

 

 それにしても、徳光の「幻の左」の被害者が、嫁入り前の滝沢さんではなく、バツイチの田中さんの方で、本当に、良かったですね。

 

 


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  一行が、15分かけて、歩いて来た店が、屋根はあっても、ほぼ屋外、広い敷地に、何台か、扇風機が回っているだけ・・・そのうえ、目の前で、海老や貝の炭火焼きを食べるという、暑がりの徳光にとっては、地獄のような状況となりますが・・・炭火焼きも含めて、料理の方は、絶品だったようです。

 

 


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 三井アウトレットパーク内にある、英国発のブランド品店で、元モデルの滝沢が、お洒落への縁遠さには定評がある徳光を、コーディネートしようとしますが、彼に似合う服がなかったのか・・・自然と企画倒れとなり、逆に徳光が、店員お勧めの服を、女性陣二人に、プレゼントすることになります。

 

 


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 この時点で、本来の目的地だった「(千葉県袖ヶ浦市の)東京ドイツ村」へは、辿り着けないことが確定し、「せめて、花火だけでも」と観賞ポイントを求め、今いるバス停の、次ではなく、前のバス停の方へ向かって、ひたすら、歩き続けます。

 

 余談ですが、自分の職務に忠実だっただけの、何も悪くない、バスの運転手に対し、「親切なのと、気が利くのは違うね」などと、徳光を始めとする、三人の八つ当たりトークが、大いに盛り上がります。

 

 


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 そこが何処なのかも、よく分からない、田んぼの側の、花火観賞スポット・・・花火の光より、車のライトの方が、数段、輝いて見えます。

 

 


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  あまり、よく見えない花火の下を、さっき、一行を乗せた、回送中のバスが「プッ」と、クラクションを鳴らし、走り去って行くという情景を眺めながら、思わず、徳光が「こういうエンディングはないね」と、心の底から、ボヤいたところで・・・この記事も終了です。

 

 

 読者の皆さん、私のくだらない、結構な長文に、お付き合い頂き、有り難うございました。

 

 機会があれば、また、アクセスしてください。