詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

日本テレビ「トドメの接吻(キス)」の、最終回の感想です(ネタバレあり)!


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 日本テレビ「トドメの接吻(キス)」の、最終回の感想です。


 筆者は、このドラマを第1話から、第10話(最終話)まで、全て観ましたが、記事(感想)を書くのは、これが初めてです。


 この作品の、序盤の印象が、「山崎賢人・新田真剣祐・菅田将暉の人気に頼った、アイドル・ドラマ」、「タイムリープし過ぎ、しつこい!」、「パラレルワールドなんてやっても、矛盾するだけ(だから、SFめいた話は嫌い)」というものだったので、最後まで観ることはない(途中で、視聴離脱する)、と思っていたのですが、結局は、最終回まで、リアルタイムで、観てしまいました。


 その最大の理由は、「菅田将暉演じる、春海とは、一体、何者なのか?」を知るためが、第1でしたが、終盤の「人間は、何かの切っ掛けひとつで(過去が、ほんの少し変わるだけで)、善的にも、悪的にもなる」という展開が、面白かったからだと思います。


 それに加え、終盤は、物語上、いくつかの疑問があっても、それを強引に巻き込んで、突き進むだけの勢いが、脚本にも、演出にも、あった印象です。


 それだけに、序盤・中盤の、露骨な「(視聴者にとって)はい、はい、タイムリープするんでしょ?」的な展開は、少し残念な内容だったかと・・・。


 そして、筆者が最も、注目していた、「春海とは、一体、何者なのか?」が、最終回で判明・・・一家心中の生き残りで、生死をさ迷って、会いたい人(亡くなった家族)への執着から、キスで3ヶ月前に、タイムリープ出来るようになったが、何度、キスを繰り返しても(過去へ戻っても)、亡くなった家族とだけは会えない、哀しい男、とのことですが・・・初回から提起され、最終回まで引っ張った、このドラマ、最大の謎にしては、イマイチな答えだったかも知れません(ダメとは、言いませんけど)。


 また、主人公の旺太郎は、最終的に、「自分の欲のために、周囲を犠牲にしたこと」を反省し、春海とのキスで、過去に戻った後、美尊や尊氏たちに、メッセージを残し、好きだった宰子(当然、彼女に、これまでの旺太郎との記憶はない)とも、付き合うことはなく、物語は、終焉を迎える訳ですが・・・これに関しては、良い終わり方だったと思います。


 ただ、「和馬を騙すための、旺太郎の死んだフリのシーン」は、不要で、これがなかった方が(旺太郎の孤独を強調した方が)、更に、格好良い、仕上がりになったような気もしましたが・・・。



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