詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

死への憧れ、百年間、秘めていた思い

 

ある小さな街の駅に

大きな時計台が建っていた

 

彼は、大勢の人たちの前で

生誕百周年記念の、こんなスピーチをした

 

「私は、これまで

 時計として生まれ、時計として働き

 一生懸命、皆さんに、お仕えしてきました

 そんな私ですが、ここだけの話

 実は、何度も、何度も

 頭の方が、おかしくなりかけていました

 とにかく、時間にだけは

 正確だった私ですが

 機械的かつ、忙しい日々に

 情緒不安定になった、その回数に関しては

 まるで、覚えていないのです

 皆さん、百年間

 同じ行為をし続けることを

 ちょっと、想像してみてください

 並の精神力では、耐えられません

 もし、今後、私が故障しても

 絶対に、修理しないでください」

 

 
f:id:kitafumi:20161221150048j:image

 

 

広告を非表示にする