詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

存在と不安、神の嘔吐が止まらない

 

ある天使が

とにかく、酷い殺され方をして

変死体となり、発見された

 

それを見た神様が

「死ぬ訳ないんだ

 この天使は、まだまだ

 死なないように、なっていたんだ」

と、頭を抱えながら言った

 

そして、神様は

急いで自宅へと戻り

独り、寝室で布団をかぶって

震えながら、「何かの間違いだ」

と、何度も呟いた

 

時折、こう叫んだりもした

「何が起きている?

 分からない、分からないぞ!

 神なのに!」

 

神様は、生まれて初めて

自分よりも、大きい存在を感じて

 

泣きながら、嘔吐し続けていた