詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

虚無の運命、死刑と輪廻、その意味、その答え

 

虚無は、虚無であるがゆえ

罪とされ、死刑となった

 

虚無は、虚無であるがゆえ

何の抵抗も、反論もせず

 

熱狂する、民衆の前で

無惨に、吊し上げられ、殺された

 

虚無は、生まれ変わった

 

そして、より大きな、虚無となった

 

せっかく、生まれ変わったところで

当然のように、また、死刑

 

その繰り返し

 

虚無は、時を経て

人間の手には負えないくらい

 

巨大化していった

 

虚無の存在は、罪ではない

 

むしろ、全人類に対する

 

罰である