虚無の運命、死刑と輪廻、その意味、その答え
虚無は、虚無であるがゆえ
罪とされ、死刑となった
虚無は、虚無であるがゆえ
何の抵抗も、反論もせず
熱狂する、民衆の前で
無惨に、吊し上げられ、殺された
虚無は、生まれ変わった
そして、より大きな、虚無となった
せっかく、生まれ変わったところで
当然のように、また、死刑
その繰り返し
虚無は、時を経て
人間の手には負えないくらい
巨大化していった
虚無の存在は、罪ではない
むしろ、全人類に対する
罰である