詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

2016-09-19から1日間の記事一覧

天使を、猟師が、鉄砲で撃ってさ

天使が、いっぱい、飛んでいた 猟銃で一人、私が撃ち殺した 記念に、死体を持ち帰ろうとしたら 怒った仲間の天使たちが 凄い勢いで、こっちに飛んで来た 躊躇らうことなく、威嚇射撃をする 慌てて、遠くへ逃げて行く、天使の群れ 現在、天使の死体は剥製とな…

言葉はいらない

無口な子 何も語らず ずっと、考え事をしている 何を考えているかというと 他人に、まず、何を語るべきか?である しかし、こんな簡単な、というより どうでもいい話の結論が 何年経っても、出やしない やがて、無口な子は 無口な青年となった この頃、彼の…

この世の始まりに関する神話

私は、人類の、いや 全ての地球上の生き物の犠牲となり 自らの意志で、虫けらとなった 人間の、どんな聖者も 私と比べれば ただの聖者気取りである とにかく私は、何事も、怖れない 何度でも宣言しよう とにかく私は、怖れない、何事も 潰すがいい、食すがい…

レアケースなひきこもりの切っ掛け

電柱に 天使が十人 留まっていた 僕は、わざと 「あっ、悪魔だ」 と、言ってやった そうしたら、十人の天使が 僕に目めがけて、一斉に 尿をかけてきた いわゆる、立ちションならぬ 空ション、あるいは、浮遊ションである そんな、下らないことを考えているう…

猫に尿などかけるべからず

猫に小便をかけると ちんちんが (ちんちんというのは、陰茎を 子供風に、言い替えた訳ですが) 猫の足のようになります 子作りなどに、支障が出ることは 医師に相談するまでもありません 普通に排尿するのも、ひと苦労で 尿が肉球から、滲むように出て とに…

神の悪戯、ねじれ鼠

ねじれ鼠が、地下室で 何やら、ジタバタやっている たぶん、絞った雑巾みたいに 捩れた身体じゃ、おさまりが悪くて 飛んだり、跳ねたりすることで 身体を伸ばそうと、しているのだろう 生まれてから、ずっと 身体の捩ればかり気にして 何とか、自分の力で 矯…